PK(薬物動態)とは?
薬剤を体内に投与すると、吸収されて全身に分布し、その後、代謝され、体外に排出されます。
この一連の動きをPK:Pharmacokinetics(薬物動態)といいます。
PKは、薬剤の有効性と深い関係があります。
PKには個人差があり、ご自身のPKを把握することが血友病治療において重要です。
一人ひとりの患者さんごとの異なるPKのデータ(PKプロファイル)を知ることは、より効果的な治療を行うことにつながります。

*ある時点の血液中凝固因子量が半分になるまでの時間を「半減期」といいます
注:図は体内の薬剤量のイメージです。薬剤の減少や出血リスクは必ずしも図の通りではありません
PKが見えるとどうなるの?
PKプロファイルがわかることで、
お子さんや自分の出血リスクが把握できます 1)。
より適切な治療と出血管理につながり、出血回数の減少や活動制限の解除などの可能性も。
PKプロファイルがわかることによる患者さんの声
治療で…
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補充療法の重要性が理解できる
投与予定日から数日投与をしないでいたら、出血リスクがあることに気づきます。
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医療スタッフと相談できる
自身の出血状況と合わせ、出血リスクについて医療スタッフに相談することができます。
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薬剤の用量や種類の見直しにつながる
データを可視化することで、医師が薬の調整がしやすくなり、用量だけでなく、補充療法で使用する薬剤の種類も変わりました。
日常生活で…
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因子レベルが把握できる
自分の因子レベルがトラフ時(第Ⅷ因子活性値が一番低い時)にどの程度下がり、ピーク時(第Ⅷ因子活性値が一番高い時)はどこまで上がるかを知ることができて良かったです。
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記録を残せる
データを振り返りつつ、「治療をしなければならないことを私自身がどう感じているか」と毎日自分に問いかけることに意義があります。
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スケジュール調整ができる
投与計画を守ることが大切だとわかりました。
モバイルアプリ等のツールを活用しPKを見える化することで
1日における各時点での第VIII因子活性値を
患者さんやご家族が推測できるようになります。

それにより、適切な出血管理を行いながら、患者さん自身がやりたいことを安心して活動できるようになる、という個別化治療の実現をサポートすることができます。
PKプロファイルを見るためにはどうしたらいいの?
PKプロファイルは、
2回の採血で算出することができます。
PKを測ろう!
PKは、一人ひとり患者さんごとに異なります。
ご自身の適した治療法や投与量、
PKプロファイルについては、
主治医の先生にご相談ください。
PKプロファイルがわからないと、このような心配事や不安が発生します。